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  • 夏の手仕事、梅シロップ仕込みました

    夏の手仕事、梅シロップ仕込みました

    梅干しは祖母の味を超えられないから作らない。

    でも梅シロップは、毎年仕込む。

    梅シロップは簡単だ。落ちる前の青梅と、氷砂糖と、ちょっとの穀物酢。漬けて置くだけ。梅干しのような熟練の技はいらない。だから私でも、ちゃんと美味しくできる。

    真夏のクエン酸補給はこれが一番。

    氷と水で割るもよし。三ツ矢サイダーに入れて風味付けするのが最高に旨い。

    子どもの頃、カルピスは高かった。

    だからうちの夏は、梅ソーダだった。

    庭の梅の木はもうないけれど、スーパーで青梅を買ってきて、今年も仕込んだ。瓶の中で氷砂糖がゆっくり溶けていくのを眺めながら、あの夏の台所を思い出している。

    ミーチーが使ってる保存瓶はこちら👇

    東洋佐々木ガラス 保存容器 漬け上手 らっきょう編 2000ml 日本製 漬物容器 ガラス容器 保存瓶 らっきょう 梅酒 瓶 果実酒 漬物 ガラス I-77823-R-C-JAN

    夏が来る。今年も梅ソーダの季節だ。

    ちなみに仕込むのは一夏で飲み切る量だけ。来年は来年の梅で、また仕込めばいい。

    梅酒も簡単だけど、作らない。

    ミーチーはビール派なので。

    前編はこちら → 樹齢100年超え、庭の梅の木の話

  • 樹齢100年超え、庭の梅の木の話

    樹齢100年超え、庭の梅の木の話

    私が生まれる前から、庭にはあの梅の木があった。

    樹齢100年超え。毎年初夏になると実をつけて、祖母と一緒に梅をちぎるのが我が家の梅仕事のはじまりだった。ちぎった梅は梅干しになり、梅シロップになり、一年中食卓のどこかにいた。

    祖母の梅干しは、昔ながらの酸っぱいやつだ。

    箸の先に果肉をちょっとつけるだけで、ごはん一杯軽くいける。あの味。

    私はその工程をずっと横で見ていた。塩の量も、干し方も、完璧に覚えている。

    なのに、どうしてもあの味にならない。

    環境なのか。天候なのか。何度作っても、あの梅干しにはならなかった。工程は覚えているのに、味は再現できない。たぶんあの味の正体は、レシピじゃなかったのだ。あの庭の梅、あの土地の天気、あの家の軒先、そして祖母の手。全部揃って「あの味」だった。

    だからもう、梅干しは作らない。地元の道の駅で売っている、祖母の味に近いやつを送ってもらっている。これはこれで、私なりの答えだ。

    家を出て、梅をちぎることもなくなった。

    家を取り壊す頃には木は枯れて、小さな花がポツポツと咲くだけになっていた。

    今はもう更地になって、あの梅の木はない。

    でも、梅仕事は私の中に残っている。

    つづきはこちら → 夏の手仕事、梅シロップ仕込みました